2024/02/22
乾燥口は、唾液の産生が不十分であるために生じます。唾液は口腔内を潤滑して清潔に保ち、食べ物の消化を助け、酸性度を中和する重要な役割を果たします。唾液の減少は、加齢、特定の薬剤の副作用、放射線療法、糖尿病、シェーグレン症候群など、様々な要因によって引き起こされることがあります。
乾燥口は虫歯のリスクを高めます。唾液が不足すると、口内の自浄作用が低下し、食べ物の残りかすが歯に付着しやすくなります。これが糖分と組み合わさると、虫歯を引き起こす細菌の増殖に最適な環境が形成されます。さらに、唾液の減少は口内のpHバランスを変化させ、酸性度が高まることで歯のエナメル質が侵されやすくなります。
乾燥口は虫歯のリスクを高めるため、この状態を管理することは口腔衛生の重要な部分です。適切な水分補給、口腔衛生習慣の厳格な実践、定期的な歯科検診により、乾燥口の影響を最小限に抑え、健康な口腔環境を維持することが可能です。乾燥口に悩む方々は、これらの予防策を日常生活に取り入れることで、虫歯を未然に防ぎ、快適な口腔環境を確保することができるでしょう。
「戸越公園駅」から徒歩1分にある歯医者・歯科
『山手歯科クリニック戸越公園』
東京都品川区戸越5丁目10−18
TEL:03-5751-6480
2024/02/08
コンポジットレジンは、歯の白い詰め物として知られ、特に前面の虫歯や小さな奥歯の治療に好まれています。保険が適用され、費用も抑えられるため、多くの患者さんに選ばれています。便利で経済的なこの選択肢ですが、良い面だけでなく、考慮すべき点もあります。
適切な状況下では、コンポジットレジンは歯を美しく見せると共に、保護する優れた方法です。しかし、その特徴と制限を理解し、治療にあたってはそれらを踏まえた上で選択することが重要です。
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2024/01/26
山手歯科クリニック戸越公園です。
こんにちは。今日は、多くの人が経験する口内炎の原因と、それに対する対策についてお話しします。
バランスが悪い食生活ではビタミンが不足しがちです。これが原因で口内炎が頻繁に発生することがあります。バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
十分な睡眠が取れていない、または過度の疲労があると、口の粘膜の再生が遅れ、口内炎が発生しやすくなります。適切な休息を取ることが予防につながります。
食事中の怪我などで口の中に傷ができると、細菌の増殖により口内炎を発生させることがあります。また、ストレスによる唾液の減少も感染リスクを高めます。
特定のウィルス感染や、時には口腔がんなどの重大な疾患を示唆する口内炎もあります。2週間以上続く口内炎は、専門医による診察が必要です。特に子供は、野菜不足やウィルス感染、口の中の傷が口内炎の原因になりやすいです。
口内炎の原因は多岐にわたりますが、日常のケア、バランスの良い食事、十分な休息を心がけることで、リスクを減らすことができます。
皆さんの健康と美容に役立つ情報を提供できれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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2024/01/12
山手歯科クリニック戸越公園です。
今回は、プラーク(歯垢)についてご紹介します。
プラーク、別名歯垢は、口腔内の健康に大きな影響を及ぼす物質です。これは日々のオーラルケアで特に注意すべきポイントとなります。
プラークは食事の残りや細菌が集まってできる物質です。歯に白や黄色くネバネバと付着し、約70~80%が細菌で構成されています。プラークはバイオフィルムという膜状のものとしても認識されており、例えば、浴槽の排水口のぬめりはこのバイオフィルムによるものです。
1mgのプラークには約1億の細菌、500種類以上が含まれています。これには虫歯や歯周病の原因となる細菌も含まれています。細菌は唾液の成分と結合し、硬化して歯石を形成します。この歯石が歯周病の主要な原因となります。
歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスを使ったブラッシングが効果的です。特に歯の重なりや奥歯、歯間、欠損歯周辺に注意が必要です。
バイオフィルムが歯に固着すると、唾液の抗菌作用や血液中の免疫細胞の機能を妨げ、虫歯、歯周病、口臭の原因となります。
プラークの早期発見と対処は、長期的な口腔問題を防ぐために重要です。日常の口腔ケアと定期的な歯科診察により、健康な口腔環境を維持しましょう。
皆様の健康と美容の一助となることを願っています。ご覧いただき、ありがとうございます。
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2023/12/22
山手歯科クリニック戸越公園です。
今回は、歯が欠ける5つの要因についてご紹介します。
歯が欠けると、食事や口腔衛生に影響を及ぼすだけでなく、見た目にも大きな影響を与えます。以下に、歯が欠ける主な5つの原因を解説します。
虫歯が進行すると、歯の内部の象牙質が溶け、内部が脆くなり「空洞状」になります。
これにより、硬いものを噛む際に歯が欠けやすくなります。
酸蝕歯は、酸によって溶かされた歯を指し、スポーツドリンクやお酢、ワイン、柑橘系の食べ物などを頻繁に摂取することで起こります。
口腔内が酸性に傾くと、歯の表面が溶かされ、歯が脆く欠けやすくなります。
睡眠中や集中しているときに無意識に行われ、歯に大きな負担がかかり、歯が欠けやすくなります。
歯並びが悪い場合や上下の歯の噛み合わせがずれていると、特定の部分に過度の力が集中し、歯にヒビが入り、欠ける可能性があります。
転倒やスポーツ中の事故など、外からの強い衝撃が原因で、歯が折れたりグラついたりします。
外傷は歯だけでなく、唇や舌などにも影響を与えることがあるため、早急に歯科医院を受診することが重要です。
これらの原因を理解し、適切な予防と対策を行うことで、歯の健康を維持することができます。
特に注意が必要な症状がある場合は、速やかに歯科医に相談することをお勧めします。
皆様の健康と美容の一助となることを願っています。
ご覧いただき、ありがとうございます。
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