咀嚼の10個の役割②

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咀嚼の10個の役割②

 

山手歯科クリニック戸越公園です。
本日は咀嚼の役割10選の残り5つについてお話しします。

 

6:認知症対策

咀嚼によりアゴをしっかり動作させることで、刺激を脳に伝達して認知症を予防することが可能です。

脳への神経伝達が正しく行われていないと、アルツハイマーなどの認知症による記憶障害が発生しやすくなります。

だからこそ日々アゴをきちんと使って噛み、脳に刺激を与えることが大事なのです。

 

7:老化防止

「脳の老化防止」という意味だけでなく、見た目の老化を食い止めることもできます。
きちんと咀嚼することで、舌、頬、口の付近、こめかみなどの筋肉や肌を鍛え、柔らかくし、シワやほうれい線の発生を防止することができます。また、アゴのラインをシャープにすることも可能です。
逆に咀嚼が不足していると肌や筋肉があまり動かず、硬くなって垂れやすくなります。

美容に気を遣っている方こそ、きちんと噛むことを心がけたいものです。

 

8:視力の低下を防ぐ

咀嚼によって目の付近の筋肉を動かして、血行を良くすることができます。これによって老眼や眼精疲労などのリスクを下げることが可能です。

近年やパソコンやスマートフォンを長時間使うことにより、視力を下げてしまっている方が少なくありません。心当たりのある人は、日頃の食事における噛む回数を増やすことを心がけましょう。

ただ、もちろん咀嚼するだけで「視力の低下対策」が万全になるというわけではありません。
「物を近くで見すぎない」「パソコン作業などをする場合はたびたび休憩を入れる」などのこともするべきです。

 

9:癌のリスクを下げる

涎にはペルオキシダーゼなどの酵素が入っています。そしてペルオキシダーゼには、食品が含有している活性酸素や発癌性物質を抑える働きがあります。

アゴの近くに大きな唾液腺が存在します。そのためきちんと咀嚼してアゴを動かせば、涎をしっかり出して、癌のリスクを下げることができるのです。

 

10:不安症や鬱を防止する

咀嚼することにより、ホルモンの一種であるセロトニンの生成量を多くすることができます。そしてセロトニンは「幸福ホルモン」とも言われており、睡眠の質を高めたり、不安症や鬱を防止したりする働きがあります。
そのため睡眠に関する悩みがある方は、日頃しっかり噛んで食事をしているかどうかを見直すべきです。

また、気持ちが落ち込んでいると食欲が低下して、食事を抜きたくなってしまうかもしれません。ですが栄養を摂らないとさらにメンタルが不安定になる恐れがありますし、「噛む機会」も減ります。
ですから塞ぎ込んでいるときでも、食事はきちんとすることが大事です。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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