2022/08/10
戸越公園駅の歯医者「山手歯科クリニック戸越公園」です。
歯周病は一般的に自覚症状がないため、俗に「沈黙の病」とも呼ばれています。
「自覚症状に気づいたときには、すでに危険な段階まで進行している」ということをよく耳にするのではないでしょうか。
しかし、歯周病はさまざまな症状が現れるため、自覚症状がない病気とは信じられないかもしれません。
・歯周病の初期段階でも、歯ぐきに腫れや赤みなどの症状が…
「歯ぐきの腫れ」、「発赤(皮膚や粘膜の一部が充血して赤くなること)」は、歯周病の代表的な症状です。
これらの症状は、歯周病の初期段階である「歯肉炎」にも見られます。歯ぐきに細菌感染が起きていると同時に、炎症反応が起きている証拠でもあるのです。
歯周病は、この段階で発見し、対処すれば簡単に治る病気ですが、なかなかそうはいきません。
なぜなら、歯ぐきの赤みや腫れといった症状に気づかない人が多いだけでなく、たとえ症状に気づいても、日常生活に大きな支障がないため、放置される傾向があるからです。
では、普段の生活が困難になるような症状とは、どのようなものでしょうか。
・歯がぐらつくのは、病気が進行している証拠
歯周病で日常生活に支障をきたす症状は、歯がグラグラする、歯ぐきが下がって歯の根元が露出する、冷たいものを食べると歯がしみる、などです。
このような症状を自覚することで歯周病であると認識し、歯科医院を受診せざるを得なくなる人も少なくありません。
しかし、この段階で治療を始めても、失われた歯周組織や顎の骨を以前の状態に戻すことは非常に困難です。歯周病は早期発見、早期治療が重要なのです。
・専門医の力を借りて、早期発見を
ここまで歯周病の兆候や症状について述べてきましたが、初期の段階で患者さんがその症状に気づくのは難しいことです。
歯科医師のような専門家であれば、その兆候を見分けるのは非常に簡単なので、歯周病の予防や早期診断を希望する場合は、定期的に歯科医院を訪れて検査を受けることをお勧めします。
まとめ
歯周病はさまざまな症状があるのが特徴ですが、それでも初期段階で自覚するのは難しい病気です。
このような自覚症状のない病気を早期に発見し、早期に治療するためには、わずかでも異変を感じたらすぐに、歯科医院を受診することをおすすめします。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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