親知らずに関するQ&A②

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親知らずに関するQ&A②

 

山手歯科クリニック戸越公園です。
本日は親知らずに関するご質問にお答えしていきます。

 

Q:親知らずは抜歯するべき?

A:必ずしも抜かなければならないわけではありません。しかし、「トラブルのリスクが高い生え方をしている」のであれば抜歯を検討するべきです。早めに抜くことで、そのトラブルを防止できるからです。

<親知らずの生え方は3タイプ>
1:親知らずがしっかり生えている
2:親知らずの頭が一部出ている
3:親知らずの頭も出ていない

それぞれどのように対処するべきなのでしょうか。
解説していきます。

 

1:親知らずがしっかり生えている

トラブルのリスクは低いです。ただし、親知らずの生える方向がおかしいかもしれませんし、そうでなくても最奥部の歯ですから、ブラッシングがしにくいです(=歯垢が残りやすい=虫歯のリスクが高い)。
「一つ手前の歯」との間から虫歯ができると、エスカレートしやすいですから気をつけなくてはなりません。

 

2:親知らずの頭が一部出ている

トラブルのリスクが最も高いです。
親知らずが僅かしか出ていないため非常にブラッシングがしにくいです。さらに、「歯茎・歯肉と歯のスキマ(歯周ポケット)」が深くなりやすいため、汚れが詰まりやすいと言えます。
歯周ポケットの深さ次第では、痛みが生じていない段階でも抜歯した方がいいケースも少なくありません。

 

3:親知らずの頭も出ていない

「手前の歯の歯周ポケットが、親知らずに繋がっている」のであれば特に気をつけなくてはなりません。
このケースでは歯肉が腫れたり、歯肉の内部に隠れている親知らずが虫歯になったりする恐れがあります。
そしてトラブルが発生したら、抜歯することでしか根本的な解決はできません。

ただ、歯周ポケットと繋がっておらず、かつトラブルが起きたこともないのであれば、そのまま様子を見ていて構いません。

 

 

Q:親知らずを抜くときに骨を削ったり、歯肉を切ったりしますか?

A:「下アゴの親知らずが、横向きに生えている、もしくは僅かしか出ていない場合」には歯肉を切ったり、骨を削ったりするケースが少なくありません。

まず、親知らずを見るためには、どうしても歯肉を切ることになります。そして、「骨のせいで歯を抜きにくい状態」なのであれば、安全を優先して、適切に骨を削ります。

そして親知らずを抜き終えたら、歯肉を糸で縫って完了となります。
それから7日~くらいで糸を抜きます。

ただし、それほど多く骨を削るわけではありませんし、生活に支障が出ることもまずないのでご安心ください。

 

 

Q:親知らずを抜いてから、何日くらいで骨や歯肉が治りますか?

A:歯肉については7日くらいで「日常生活に影響が出ないレベル」に治ります。
ただし、歯肉の完治には1か月程度必要です。また、骨が治るまでには6か月以上を要する可能性が高いです。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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