2022/10/20

山手歯科クリニック戸越公園です。
ここでは「どのような方にインプラントが向いているのか」について解説していきます。
■天然の歯に近い感覚で噛みたい人
インプラントであれば自分の歯のような感覚で噛むことが可能です。インプラント以外の治療方法で、それが実現できるものは今のところ存在しないと言えます。
自分の歯で噛んだときの力を100とすると、部分入れ歯なら30~40ほど、総入れ歯であれば10~20程度になるとされています。
ですがインプラントであれば「100近く」となります。
■入れ歯が合わない人
入れ歯は基本的に歯茎の上に乗せて使用します。そのため強い違和感を覚えることもあります。ですがインプラント治療であれば、すぐに馴染むことができます。また、多くの歯を失ったケースであってもインプラント治療によって対応することが可能です。
■付近の歯に負担をかけたくない人
インプラント治療において他の歯を削ることはありません。一方、入れ歯やブリッジに関しては、付近の歯にかなりの負荷をかけ、他の歯の寿命を短くしてしまう恐れもあります。
■簡単にケアをしたい人
例えばブリッジは形が入り組んでいますから隈なくブラッシングするのは大変です。また、入れ歯についても毎回外して洗わなければなりません。
ですがインプラントであれば、自然の歯とほぼ同じやり方でケアできます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
「戸越公園駅」から徒歩1分にある歯医者・歯科
『山手歯科クリニック戸越公園』
東京都品川区戸越5丁目10−18
TEL:03-5751-6480
2022/09/22

戸越公園駅の歯医者「山手歯科クリニック戸越公園」です。
歯科治療をするにあたっては、口内の状態をレントゲンによってチェックすることが多いです。
そして近年では「歯科用CT」によって、口内の状態をより緻密に確認する歯医者も増えてきました。これにより患者本人にとっての安心度も上がることでしょう。
そこでここでは歯科用CTの概要や主なメリットについて解説していきます。
【歯科用CTの概要】
まずCTとは「コンピュータの断層撮影」のことであり、具体的には「撮影する部位を細かく輪切りにし、それぞれの断面を撮影」します。
さて、歯科で撮影するレントゲンは2D的に映し出されることになります。これでもその場所の大きさをチェックすることなどは可能ですが、「厚み」や「奥行」を厳密に把握することはできません。
ですがCTで撮影すれば3Dで映し出されますから、アゴの骨の厚みや骨密度、神経の位置などをチェックして、より高精度の診断を行うことが叶います。
【歯科用CTは何に使われている?】
特に「インプラント治療」において歯科用CTが重宝されています。
インプラント治療では、「骨の量・厚み」「インプラントを埋める場所における神経の有無」などを前もって正確に捉えなければなりませんから、CT撮影が欠かせません。
また、「斜めに生えて、抜くのが難しい親知らずの抜歯」などでCTが使われることもあります(サイズや位置をチェックする)。
さらには根管治療や矯正治療で歯科用CTが用いられるケースもあります。
【歯科用CTの主なメリット】
1:院内に歯科用CTがあれば他院に行かなくて済む
2:医科用CTの被爆量の1割で済む
3:座ったまま撮影可能
4:治療の確実性・正確性が上がる
5:患者本人も視覚的に理解しやすくなる
それぞれについての詳しい解説は次回おこないますね。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
「戸越公園駅」から徒歩1分にある歯医者・歯科
『山手歯科クリニック戸越公園』
東京都品川区戸越5丁目10−18
TEL:03-5751-6480
2022/09/09

山手歯科クリニック戸越公園です。
本日は親知らずに関するご質問にお答えしていきます。
Q:親知らずは抜歯するべき?
A:必ずしも抜かなければならないわけではありません。しかし、「トラブルのリスクが高い生え方をしている」のであれば抜歯を検討するべきです。早めに抜くことで、そのトラブルを防止できるからです。
<親知らずの生え方は3タイプ>
1:親知らずがしっかり生えている
2:親知らずの頭が一部出ている
3:親知らずの頭も出ていない
それぞれどのように対処するべきなのでしょうか。
解説していきます。
1:親知らずがしっかり生えている
トラブルのリスクは低いです。ただし、親知らずの生える方向がおかしいかもしれませんし、そうでなくても最奥部の歯ですから、ブラッシングがしにくいです(=歯垢が残りやすい=虫歯のリスクが高い)。
「一つ手前の歯」との間から虫歯ができると、エスカレートしやすいですから気をつけなくてはなりません。
2:親知らずの頭が一部出ている
トラブルのリスクが最も高いです。
親知らずが僅かしか出ていないため非常にブラッシングがしにくいです。さらに、「歯茎・歯肉と歯のスキマ(歯周ポケット)」が深くなりやすいため、汚れが詰まりやすいと言えます。
歯周ポケットの深さ次第では、痛みが生じていない段階でも抜歯した方がいいケースも少なくありません。
3:親知らずの頭も出ていない
「手前の歯の歯周ポケットが、親知らずに繋がっている」のであれば特に気をつけなくてはなりません。
このケースでは歯肉が腫れたり、歯肉の内部に隠れている親知らずが虫歯になったりする恐れがあります。
そしてトラブルが発生したら、抜歯することでしか根本的な解決はできません。
ただ、歯周ポケットと繋がっておらず、かつトラブルが起きたこともないのであれば、そのまま様子を見ていて構いません。
Q:親知らずを抜くときに骨を削ったり、歯肉を切ったりしますか?
A:「下アゴの親知らずが、横向きに生えている、もしくは僅かしか出ていない場合」には歯肉を切ったり、骨を削ったりするケースが少なくありません。
まず、親知らずを見るためには、どうしても歯肉を切ることになります。そして、「骨のせいで歯を抜きにくい状態」なのであれば、安全を優先して、適切に骨を削ります。
そして親知らずを抜き終えたら、歯肉を糸で縫って完了となります。
それから7日~くらいで糸を抜きます。
ただし、それほど多く骨を削るわけではありませんし、生活に支障が出ることもまずないのでご安心ください。
Q:親知らずを抜いてから、何日くらいで骨や歯肉が治りますか?
A:歯肉については7日くらいで「日常生活に影響が出ないレベル」に治ります。
ただし、歯肉の完治には1か月程度必要です。また、骨が治るまでには6か月以上を要する可能性が高いです。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
「戸越公園駅」から徒歩1分にある歯医者・歯科
『山手歯科クリニック戸越公園』
東京都品川区戸越5丁目10−18
TEL:03-5751-6480
2022/08/24

山手歯科クリニック戸越公園です。
本日は大人の虫歯についてお話しします。
歯の寿命を延ばすことは、生活の質(QOL)を高めることとイコールです。
口腔内の日々のお手入れに気をつけ、生涯、美味しいものを美味しく食べられるようにしていきましょう。
歯の残存本数が増える一方で、「大人の虫歯」が増えていることをご存知でしょうか?
大人の虫歯は自覚症状を感じにくく、進行スピードも速いため、気付いた時には既に重症化しているというケースも少なくありません。歯の欠損の要因にもなるため、気をつけなくてはならないものです。今回はそんな「大人の虫歯」について、詳しく解説していきたいと思います。
◎大人の虫歯とは?
虫歯は子どもがなるものだと思っている患者さまも多いですが、近年は、大人虫歯にかかる患者さまも増えています。実際、65歳以上の患者さまは以前よりも虫歯の数が増えているという調査結果もあるくらいで、大人になってからも気をつけなくてはならないものとして、考えられています。
大人の虫歯は大きく分けて2通りです。
1つ目は、「根本虫歯」です。加齢や歯周病等の原因により、歯茎の下がった部分に生じる虫歯のことです。
2つ目は、「再発虫歯」です。虫歯の治療痕が虫歯に冒されてしまうことで、”二次カリエス”とも呼ばれます。
これらの「大人の虫歯」は、自覚症状のないままに進行することも多く、痛みが発生した時には既に手遅れになっている症例もあるため、早期発見、早期治療が課題となります。
・「根本虫歯」とは?
加齢や歯周病等の原因により、歯茎が下がると象牙質の歯の根本が露出します。硬いエナメル質の歯とは違い、やわらかいため、歯垢が溜まると虫歯になりやすくなります。
・「再発虫歯」とは?
被面齲蝕や二次齲蝕、二次カリエスなどと呼ばれるものです。詰め物や被せ物の周囲やできた隙間に歯垢(プラーク)が溜まると、虫歯治療済みの歯でも虫歯が再発します。
定期的に歯の健診を受けているという患者さまも多く、大人の歯の残存本数は昔と比べ増えているといわれています。しかしその一方で、残った歯の虫歯が増えているという問題も生じています。
下記の円グラフは、40代の歯の欠損原因を表したものです。原因の第1位となるのは、「大人の虫歯」ですので、十分に気をつける必要があります。
年齢を重ねると、どんどん歯の欠損リスクが高まっていることも分かります。「大人の虫歯」は先ほども紹介した通り、自覚症状に気付きにくいため、定期検診にしっかり通い、早期発見、早期治療をすることが重要です。
歯の残存数は、歯の健康のみならず、身体全体の健康、容姿にも影響を及ぼします。また、食事や会話を楽しむためにも、歯の欠損の原因となる「大人の虫歯」は徹底して予防するべきだともいえます。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。
「戸越公園駅」から徒歩1分にある歯医者・歯科
『山手歯科クリニック戸越公園』
東京都品川区戸越5丁目10−18
TEL:03-5751-6480
2022/08/10

戸越公園駅の歯医者「山手歯科クリニック戸越公園」です。
歯周病は一般的に自覚症状がないため、俗に「沈黙の病」とも呼ばれています。
「自覚症状に気づいたときには、すでに危険な段階まで進行している」ということをよく耳にするのではないでしょうか。
しかし、歯周病はさまざまな症状が現れるため、自覚症状がない病気とは信じられないかもしれません。
・歯周病の初期段階でも、歯ぐきに腫れや赤みなどの症状が…
「歯ぐきの腫れ」、「発赤(皮膚や粘膜の一部が充血して赤くなること)」は、歯周病の代表的な症状です。
これらの症状は、歯周病の初期段階である「歯肉炎」にも見られます。歯ぐきに細菌感染が起きていると同時に、炎症反応が起きている証拠でもあるのです。
歯周病は、この段階で発見し、対処すれば簡単に治る病気ですが、なかなかそうはいきません。
なぜなら、歯ぐきの赤みや腫れといった症状に気づかない人が多いだけでなく、たとえ症状に気づいても、日常生活に大きな支障がないため、放置される傾向があるからです。
では、普段の生活が困難になるような症状とは、どのようなものでしょうか。
・歯がぐらつくのは、病気が進行している証拠
歯周病で日常生活に支障をきたす症状は、歯がグラグラする、歯ぐきが下がって歯の根元が露出する、冷たいものを食べると歯がしみる、などです。
このような症状を自覚することで歯周病であると認識し、歯科医院を受診せざるを得なくなる人も少なくありません。
しかし、この段階で治療を始めても、失われた歯周組織や顎の骨を以前の状態に戻すことは非常に困難です。歯周病は早期発見、早期治療が重要なのです。
・専門医の力を借りて、早期発見を
ここまで歯周病の兆候や症状について述べてきましたが、初期の段階で患者さんがその症状に気づくのは難しいことです。
歯科医師のような専門家であれば、その兆候を見分けるのは非常に簡単なので、歯周病の予防や早期診断を希望する場合は、定期的に歯科医院を訪れて検査を受けることをお勧めします。
まとめ
歯周病はさまざまな症状があるのが特徴ですが、それでも初期段階で自覚するのは難しい病気です。
このような自覚症状のない病気を早期に発見し、早期に治療するためには、わずかでも異変を感じたらすぐに、歯科医院を受診することをおすすめします。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
「戸越公園駅」から徒歩1分にある歯医者・歯科
『山手歯科クリニック戸越公園』
東京都品川区戸越5丁目10−18
TEL:03-5751-6480